2021-06-01 第204回国会 衆議院 科学技術・イノベーション推進特別委員会 第4号
それから、OEM生産なんですけれども、これはプラザ合意とは全く関係がありません。もっと大量に生産したい、だけれども設備投資をするには予算が限られている、だったらOEMをしよう、これがNECと日立の考え方です。OEMをするには技術を開示しなければいけないんですけれども、さっきも述べたように、彼らはこれをそしゃくして自分のものにする能力はないとばかにしていたから、そういうことをした。
それから、OEM生産なんですけれども、これはプラザ合意とは全く関係がありません。もっと大量に生産したい、だけれども設備投資をするには予算が限られている、だったらOEMをしよう、これがNECと日立の考え方です。OEMをするには技術を開示しなければいけないんですけれども、さっきも述べたように、彼らはこれをそしゃくして自分のものにする能力はないとばかにしていたから、そういうことをした。
一九九五年、時代ですね、ちょうど韓国がこうやって成長してきた頃、NECはサムスンにOEM生産を委託しました。つまり、製造プロセスを全部開示して、このとおり作ってくれと。日立は金星、その後、ラッキーゴールドスターになって今はハイニックスになっているんですけれども、そこにOEM生産しました。いろいろな技術流出のルートが指摘されていますけれども、一番大きいのはこれなんです。
石川県金沢のたくみやさんというところが、持ち株会社制にして、OEM生産で土産の和菓子とかそういったものを企画、製造していた会社さんが、いわゆる事業承継の問題が各地方地方にあるので、しかし、本当にいいものをつくっていらっしゃるところと手を組みたいということで、いわゆるMアンドA的なんですけれども、持ち株会社制にするんですけれども、基本的には横並びで、仲間たちと一緒に持ち株会社を、声かけ人がやって、その
ただ、統計上は、例えばアップルがスマートフォンをつくる際に、例えば台湾資本の鴻海が、四川省成都に工場があって、五兆円ぐらいアメリカが輸入していますけれども、それはいわゆるOEM生産であって、委託生産であって、投資そのものではないんですよね、当然、鴻海がつくっているわけですから。そういう意味では、実は日本とは少し構造が違っていた。
OEM生産というのが、やはりいろいろな製造業、結構皆さん悩んでいるところじゃないかと思うんですけれども、自社の名前で売っていこうと思いましたら、やはり企業の非常に大きな力がない限り無理なんですね。
先ほど、赤羽委員の質疑の際にも出されたところで、ちょっとその点について重ねてお聞きするんですが、熊野筆のことなんですけれども、OEM生産が前提となっているということで、やはりですからOEM生産をするきっかけというのは何かあったんじゃないかなというような思いがあるんですね。
ノートパソコンの世界シェアを示しているところでありますが、この円グラフには台湾という名称は表れておりませんが、実はこれら米国企業の製品は台湾企業のOEM生産によるものがかなりあると思われます。台湾における全生産の八〇%がOEM供給であると言われているところでございます。 中央の円グラフは半導体の世界シェアを表しているところであります。